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2007年1月31日 (水)

ヒトの発達とは何か

榊原 洋一『ヒトの発達とは何か』筑摩書房、¥ 693

人が歩くようになったりなどの運動機能の発達や、ことばを発したりなどの言語の発達は、どのような外界とのやり取りから獲得していくものなのかという人の発達のプロセスについて、数多く子どもの発達を見てきた小児科医の視点から考察しています。内容も良くまとまっていて読みやすく、人の発達全般について把握するのにとてもいい本だと思います。榊原先生がこの本について「この本、久々に力を入れて書いた本なんだ!」とおしゃっていました。その時に聞けばよかったのですが、なぜタイトルを「人」ではなくて「ヒト」にしたんでしょうか?きっとそこには深い意味がある気がします。今度お会いした時に聞いてみます!ということで、この本は私も榊原先生もオススメの本です。

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2007年1月28日 (日)

青年期のアスペルガー

青年期のアスペルガー症候群  仲間たちへ、まわりの人へ ルーク・ジャクソン(2005年)『青年期のアスペルガー症候群 仲間たちへ、まわりの人へ』スペクトラム出版社、¥ 1,995

この本の著者であるルーク・ジャクソン君はアスペルガー障害を持っている青年で、彼が自分の経験を通して感じたことに基づいて、自分と同じ障害を持つ人や障害を持つ人の周囲の人に対してアドバイスしています。とても親しみやすい分りやすい文体で書かれていて、その内容もとても具体的でとても説得力があります。例えば、障害の特徴からくる問題行動に対してどう対処したらいいか、とか、学校や部活にはどう参加したらいいかなどをルーク君の視点から指摘してくれています。さらに、もっとプライベートなことについても書いていて、デートはどのようにしたらいいのか?何てことも教えてくれています。アスペルガー障害に関わる全ての人、特に、アスペルガー障害を持つ本人にオススメできる本です。

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2007年1月25日 (木)

LD相談室

山口 薫(2003年)『親と教師のためのLD相談室―Q&Aと事例で読む』中央法規出版、¥ 2,310

小・中学校にいるLD(学習障害)を中心とした発達障害児の親や教師が抱えている様々な問題についてQ&A方式で分り易く解決法を提案してくれています。また、全国の先進的な取り組みをしている学校の事例を紹介し、これから導入されるであろう特別支援教育について示唆を与えてくれています。

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2007年1月22日 (月)

科学が語る人間の意味

中村 桂子(1999年)『生命誌の世界―私たちはどこから来てどこへ行くのか』日本放送出版協会、¥ 588

ゲノム解析を中心にしながら、遺伝子の世界について語っています。この本ではただ科学的なことばかりに目を向けるのではなく、全ての生物の歴史との関係を考察しながら、生物の生きる意味を考えています。私たちがどのようにして生まれ、これからどのようなプロセスを経ていくのかということについて示唆してくれています。

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2007年1月19日 (金)

ことばの前のことば

やまだ ようこ(1987年)『ことばの前のことば』新曜社、¥ 2,730

子どもがことばを話すようになるには、それまでに至る目に見えない様々なプロセスがあります。子どもが発することばは、その子どもがそれまでに人や物とやり取りしてきた経験に基づかれています。そのようなことばを発するまでのプロセスを筆者が自分の子どもの観察を通して考察しています。

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2007年1月16日 (火)

南方熊楠英文論考

南方熊楠英文論考「ネイチャー」誌篇 飯倉 照平,南方熊楠 (2005年)『南方熊楠英文論考「ネイチャー」誌篇』集英社、¥ 5,880

恥ずかしながら、またまた無知な私はこの方を存じ上げませんでした・・・。学術的にも、また、その破天荒な暮らしぶりからも様々な逸話が残っているようで、ご存知の方も多いと思います。彼は一つのことに興味を持つとそれに関わる全ての分野について研究をしてしまうため、彼の興味の範囲は想像を絶するほど広く、博物学者、菌類学者、民俗学者とその肩書きは様々です。その中でも、「粘菌」にかんする彼の研究は世界的にも有名で、彼が自宅の柿の木から発見した粘菌の学名には彼の名がついています。この本ではそんな彼が科学雑誌「Nature」に投稿した論文が日本語に翻訳されて紹介されています。

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2007年1月13日 (土)

パパとママに聞いてもらいたい話

榊原 洋一(2000年)『赤ちゃんのためにパパとママに聞いてもらいたい話』PHP研究所、¥ 1,208

赤ちゃんの認知や行動のメカニズムを新米のパパやママに向けて教えてくれます。「赤ちゃんはどうして泣くんだろう?」とか「赤ちゃんにとって母性って一体なに?」のような知っていても理由が分らなかった謎を解いてくれます。育児が楽しくなるような内容がたくさんあるので、これを読んでもらえばパパも子育てに積極的に参加してくれるようになるかもしれません。

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2007年1月10日 (水)

赤ちゃん学のすすめ

日曜ピアジェ 赤ちゃん学のすすめ 開 一夫(2006年)『日曜ピアジェ 赤ちゃん学のすすめ』岩波書店、¥ 1,260
「日曜ピアジェ」って、なんだか気になるタイトルですよね。まるで「日曜大工」みたいですよね。最初は、「日曜日にピアジェを読め!!」という意味なのかな~と思っていました。と思ったら、この本はピアジェについて書いてあるわけではないんです。

実際は、子どもの認知を手軽に知ることが出来る実験がたくさん載せてあって、誰にでも分りやすいように分りやすいように絵や図を用いて教えてくれています。パパやママが休日のちょっと時間の空いた時に、ピアジェが自分の子どもたちにしていたように、「子どもに対していつもとは違う接し方してみることで子どもの新たな一面を発見してみては?」という意味をこめて、「日曜ピアジェ」 というタイトルがついていたようです。「ピアジェ」と聞くと難解で近寄りがたいですが、この本に載っている実験は手軽に出来るものばかりなので、赤ちゃんのいるパパやママは日曜日にピアジェの気分を味わってみてはいかがでしょうか?

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