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2007年7月31日 (火)

光とともに・・・

光とともに… (1) 戸部 けいこ(2001年)『光とともに… (1)』秋田書店、¥ 798

困難な自閉症児の育児に起こる様々なエピソードが、この漫画に登場する親子の物語の中に織り込まれています。専門書などを読むのとは違い、この本を読むことによって、自閉症の特徴やそれに伴う周囲の誤解、自閉症児の親の戸惑いがダイレクトに伝きます。自閉症児やその親に対する間違った認識をもっている人はいまだに多いと思います。そんな人にこの本を読んでもらえるといいと思います。

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2007年7月28日 (土)

ひとりひとりこころを育てる

ひとりひとりこころを育てる メル レヴィーン,メル・レヴィ―ン,岩谷 宏(2003年)『ひとりひとりこころを育てる』ソフトバンククリエイティブ、¥ 2,310

子どもの発達、行動、学習上の問題を扱う小児科医が、LDのような情緒障害でも、知恵遅れでも、怠惰でもない学校における機能障害(不登校など)に対する対応を示唆した本です。小児科医と教育者が連携していくことでこれらの機能障害への効果的な支援を展開することが出来ることを経験した筆者が、こどもひとりひとりの認知機能の特徴を教育者が捉えて支援していくことの重要さを述べています。認知特徴を捉える指標として8つの学習システム(注意制御システム、記憶システム、言語システム、空間秩序システム、順序システム、運動システム、高次思考システム、社会的思考システム)をとりあげて説明し、これらの学習システムの偏りを個性として周囲の人々が伸ばすようアドバイスしている。

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2007年7月25日 (水)

自閉症のための絵で見る構造化

自閉症児のための絵で見る構造化―TEACCHビジュアル図鑑 佐々木 正美,宮原 一郎(2004年)『自閉症児のための絵で見る構造化―TEACCHビジュアル図鑑』学習研究社、¥ 1,995

TEACCHにおける構造化の方法を、“TEACCHビジュアル図鑑”というタイトルの通り図鑑のように見て分るように示してあります。イラストをたくさん使って様々なサンプルが提示してあるので、TEACCHをこれから実践してみようと考えている人にはすぐ役立つ本だと思います。環境の構造化、スケジュールの構造化の方法を、学校の場合と家庭の場合に分けて説明してくれているので、自閉症児を教えている先生にも、自閉症児のいる親にもオススメできる本だと思います。

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2007年7月22日 (日)

乳児保育

川原 佐公,古橋 紗人子(2006年)『乳児保育―科学的観察力と優しい心』建帛社、¥ 1,995

乳児保育の意義と機能について書かれた「乳児保育」のテキストです。0・1・2歳児の体と心の発達はどのようなもので、それにどのように向き合えば良いのかについて述べています。また、後半では、乳児保育の課題に触れつつ、親が子育てを楽しみ希望がもてるようにするための支援という観点から、保育に関わる周囲の人間はどのような配慮をすべきかについて教えてくれます。

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2007年7月19日 (木)

発達精神病理学

発達精神病理学―子どもの精神病理の発達と家族関係 E.M. カミングス,S.B. キャンベル,P.T. デイヴィーズ(2006年)『発達精神病理学―子どもの精神病理の発達と家族関係 』ミネルヴァ書房、¥ 6,300

親のアルコール中毒やうつなどの精神疾患や両親の不和や強い葛藤などが、子どもの情緒や行動に影響して、発達途上にある子どもの不適応にどのように影響していくかを発達精神病理学の視点から明らかにしています。1章で発達精神病理学の理論について詳細に述べたうえで、2章で研究から明らかにされた親子関係や夫婦関係と子どもの発達の関連について考察し、3章でその臨床場面での応用について示唆しています。

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2007年7月16日 (月)

親子でかんたん紙おもちゃ

親子でカンタン紙おもちゃ―切り抜いて遊べる! 『 親子でカンタン紙おもちゃ―切り抜いて遊べる!』(2006年)日本放送出版協会、¥ 1,260

子どもがはさみとのりを使うだけで簡単に作れてしまう紙おもちゃのアイディアを紹介している本です。パズルやヘリコプターや小さなお家など子どもが夢中になって制作しそうな図案がたくさん載せられています。本からそのまま切り抜いて作れるのでとても便利!切り抜いて使わずに、図案をコピーして何度も使ってもいいと思います。

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2007年7月13日 (金)

発達に遅れのある子の親になる

発達に遅れのある子の親になる―子どもの「生きる力」を育むために 海津 敦子(2002年)『発達に遅れのある子の親になる―子どもの「生きる力」を育むために』日本評論社、¥ 1,470

自らも発達障害の娘をもつ親である筆者が、発達に遅れのある子どもの親がどのように自分たちの子どもの障害を受け止めていくのかということについて、自らの体験を踏まえて語っています。遅れに気づきそれを指摘された時どのように受け止めて言ったら良いのか、また、療育を受ける子どもの成長をどのように捉えていったら良いのか、周囲の人とはどのように接していったら良いのか、など遅れのある子どもの親ならば必ず直面するであろう様々な問題について触れています。遅れのある子の親として何が出来るかということについて多くの示唆を与えてくれている本だと思います。

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2007年7月10日 (火)

自閉症へのABA入門

自閉症へのABA入門―親と教師のためのガイド シーラ リッチマン(2003年)『自閉症へのABA入門―親と教師のためのガイド 』東京書籍、¥ 1,890

自閉症児の教育におけるABA(応用行動分析)の適用方法について分りやすく教えてくれる入門書です。TEACCHプログラムなどに代表されるように応用行動分析を用いた発達障害児へのアプローチが子どもたちの不適応行動の改善に非常に効果を示すことはよく知られていると思います。この本では、自閉症の特徴を捉え、応用行動分析の基礎となっている学習のメカニズムについて説明してから、実際にどのように発達障害児の支援につなげていったら良いのか教えてくれています。日常生活のスキルの向上から親や兄弟や周囲の人々とのコミュニケーションスキルの向上に関してまで適切にアドバイスをくれています。自閉症児に対してだけでなく、その他の発達障害の子どもたちにも役に立つ情報がたくさん盛り込まれていると思います。

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2007年7月 7日 (土)

私の出会った少年たち

藤川 洋子(2005年)『私の出会った少年たち―非行への新しい視点』日本教育新聞社、¥ 1,890

元家庭裁判所調査官である筆者が、家裁調査官として少年たちに接してきた経験から現在の非行に対する新たな視点からの考察をしています。筆者の意見を交えながら語られている事例に関する記述は、少年犯罪の中に渦巻くさまざまな状況が鮮明に伝わってきます。また、少年犯罪に関わる要因の一つとして、発達とそれにともなう人間関係の構築について考察しています。さらに非行の背景の一つとして親子関係を取り上げ、その中でも特に虐待についてその様相と対応について述べています。

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2007年7月 4日 (水)

発達障害と子供たち

山崎 晃資(2005年)『発達障害と子供たち - アスペルガー症候群、自閉症、そしてボーダー』講談社、¥ 880

筆者は児童精神科医であると同時に中学校や高等学校の校長として教育現場で活躍したこともある医師です。その筆者が自らの医師としての臨床経験や教育者としての経験をもとに、発達障害の子どもたちが日常生活でどのような特徴を示すのか述べています。さらに、そのような子どもをもつ親がどのような困難にぶつかり、周囲にどのような対応をされがちなのかということについても触れています。このような発達障害をもつ子どもたちに対して親や周囲の人間はどのような支援をしていけるか具体的事例を挙げながら分り易くアドバイスをしてくれています。

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2007年7月 1日 (日)

ADHDの臨床

『ADHDの臨床 ―21世紀からのアプロ-チ 現代のエスプリ (No.414) 』(2001年)至文堂、¥ 1,450

ADHDの生じるメカニズムから対処法までこの1冊に記述されています。まず、ADHDを理解するための基礎知識として、脳・神経科学などから解明されている生物学的背景や行動システムからみた特徴などが載せてあります。そして対処法として、心理教育的対応や薬物療法の適切な利用法について指摘がされています。また、この本では子どものADHDに関してだけではなく、思春期、成人期におけるADHDの様相やそこから生じる二次的問題についても述べられています。

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